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「イオン25年までにPB全商品を環境配慮型に」について考えてみる。

2023/07/24(月)
2023/6/2に日本の大手スーパーマーケットチェーン、イオンが「25年までにPB(プライベートブランド)全商品を環境配慮型にする」という目標を掲げた事が報道されました。
この取り組みは、日本の環境問題に対して重要な意義を持つものと言えます。

日本は先進工業国でありながら、環境問題に直面する国でもあります。
例えば、気候変動による異常気象、海洋汚染や廃棄物問題、生物多様性の減少など、多くの課題が私たちを取り巻いています。
こうした環境問題は、地球全体の持続可能性に影響を与えるだけでなく、私たち自身の健康や生活にも深刻な影響を及ぼします。

イオンの「環境配慮型商品」に向けた取り組みは、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会を築くために非常に重要です。
この取り組みが果たす役割には、以下のような点が挙げられます。

①温暖化対策への貢献:
商品の生産から廃棄までのサイクルで排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを削減することは、気候変動への対策につながります。
環境配慮型商品へのシフトにより、イオンは温暖化対策に貢献し、地球温暖化を緩和する一端を担うことになります。

②資源の有効活用:
環境配慮型商品の製造においては、再生可能な資源の活用や循環型経済の促進が重要です。資源の効率的な利用により、自然の負荷を
軽減し、地球の豊かな資源を未来の世代にも継承することが可能となります。

③消費者意識の向上:
イオンの環境配慮型商品への取り組みは、消費者の意識向上にも寄与します。環境への配慮がなされた商品が増えることで、消費者は
より持続的な選択をする傾向が高まるでしょう。このような変化が広がれば、他の企業や産業にもプラスの影響を及ぼすことが期待できます。

イオンの取り組みが進むことで、日本のビジネス社会全体にも環境への意識が浸透するでしょう。企業が環境配慮型にシフトすることで、経済の成長と環境保護が相反するものではなく、共存できることを示す重要なステップとなります。

しかし、私たち消費者にも大きな役割が求められます。環境に配慮した商品を選ぶことで、イオンの取り組みがより効果的になるだけでなく、他の企業にも環境配慮の大切さを伝えることになります。持続可能な社会を築くために、私たち一人ひとりが積極的な行動を起こすことが重要です。

イオンの取り組みは、日本の環境問題を少しでも前進させる大きな一歩となるでしょう。私たちの未来と地球の未来のために、より多くの企業がこのような取り組みに参加し、共に持続可能な社会を築いていくことを願っています。

この記事が、皆様の環境問題に取り組む為のお力に少しでもなれれば幸いです。

(by YN)



GS+おおさか環境賞大賞受賞

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