再生プラスチック材料は、大きく2種類 ~ポストコンシューマ材とプレコンシューマ材~
2023/01/23(月)
1800年代に誕生したプラスチックは、第二次世界大戦後に一般的に普及・浸透し、現代においてもなくてはならない素材として世界中で重宝されています。プラスチックは加工がしやすく、安価な素材であることから、さまざまな製品で利用されており、私たちの暮らしにおいても、あらゆる場面でプラスチックの恩恵を受けていますね。
しかし近年、海洋プラスチック問題をはじめ、プラスチックとの付き合い方が大問題化してきました。
2050年にはプラスチック生産量が今の4倍になり、海洋プラスチックごみの量が魚の量を上回るというショッキングな予測も出ています。
そこで日本でも、2022年4月に「プラスチック資源循環法」(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)が施行されました。この法律は、その名のとおり、プラスチック資源を循環させ、プラスチックの廃棄を減らしていくことを目指すものです。
しかし近年、海洋プラスチック問題をはじめ、プラスチックとの付き合い方が大問題化してきました。
2050年にはプラスチック生産量が今の4倍になり、海洋プラスチックごみの量が魚の量を上回るというショッキングな予測も出ています。
そこで日本でも、2022年4月に「プラスチック資源循環法」(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)が施行されました。この法律は、その名のとおり、プラスチック資源を循環させ、プラスチックの廃棄を減らしていくことを目指すものです。
プラスチック資源の循環を進めるためには、「再生化」が重要なテーマです。
これまで廃棄してきたプラスチックを回収し、再びプラスチック資源として有効活用することが求められています。
再生化されたプラスチックは「再生プラスチック」「再プラ」などと呼ばれていますが、ひと言で「再プラ」と言っても、再生のルートによって大きく2つに分けられます。
1つは「ポストコンシューマ材」(消費後の材料)と呼ばれるものです。これは、製品として使用された後にリサイクルしたプラスチック材料のことを指します。
「再プラ」という言葉を聞いて多くの方がイメージするのがポストコンシューマ材料です。回収ペットボトルから再生されるプラスチック材料などはこちらに当たります。
もう1つは「プレコンシューマ材」(消費前の材料)です。
これは、製品を作る過程で発生した端材や不良品を集め、分別などの再生工程を経て再びプラスチック材料としたものを指します。
(ただし、原料として同一の工程(工場)内でリサイクルされるものは除きます)
つまり、消費者によって使用される前に、リサイクルされた材料ということです。
これまで廃棄してきたプラスチックを回収し、再びプラスチック資源として有効活用することが求められています。
再生化されたプラスチックは「再生プラスチック」「再プラ」などと呼ばれていますが、ひと言で「再プラ」と言っても、再生のルートによって大きく2つに分けられます。
1つは「ポストコンシューマ材」(消費後の材料)と呼ばれるものです。これは、製品として使用された後にリサイクルしたプラスチック材料のことを指します。
「再プラ」という言葉を聞いて多くの方がイメージするのがポストコンシューマ材料です。回収ペットボトルから再生されるプラスチック材料などはこちらに当たります。
もう1つは「プレコンシューマ材」(消費前の材料)です。
これは、製品を作る過程で発生した端材や不良品を集め、分別などの再生工程を経て再びプラスチック材料としたものを指します。
(ただし、原料として同一の工程(工場)内でリサイクルされるものは除きます)
つまり、消費者によって使用される前に、リサイクルされた材料ということです。
プラスチックの再生化を考えたとき、一般的にプレコンシューマ材に比べてポストコンシューマ材のほうが難易度は高くなります。
消費者によって使用された後の製品からプラスチックをリサイクルするのですから、回収ルートの整備、汚れや不純物の除去、素材ごとの分別などにおいても作業が複雑化することが想像できますね。
こうしたことからエコマークの認定基準においても、再生プラスチックを使用する場合、プレコンシューマ材を使用するよりもポストコンシューマ材を使用した方が基準配合率を低く設定しています。
たとえばボールペンを例にとると、エコマーク認定基準では、プレコンシューマ材を使用する場合は再生プラが70%以上でないといけませんが、ポストコンシューマ材の場合は60%以上でOKといった具合です。
プラスチックごみ問題に対峙していくにあたって、ポストコンシューマ材の利活用がもっと進むことが求められています。
消費者によって使用された後の製品からプラスチックをリサイクルするのですから、回収ルートの整備、汚れや不純物の除去、素材ごとの分別などにおいても作業が複雑化することが想像できますね。
こうしたことからエコマークの認定基準においても、再生プラスチックを使用する場合、プレコンシューマ材を使用するよりもポストコンシューマ材を使用した方が基準配合率を低く設定しています。
たとえばボールペンを例にとると、エコマーク認定基準では、プレコンシューマ材を使用する場合は再生プラが70%以上でないといけませんが、ポストコンシューマ材の場合は60%以上でOKといった具合です。
プラスチックごみ問題に対峙していくにあたって、ポストコンシューマ材の利活用がもっと進むことが求められています。
なお、2022年10月にサービスを開始したばかりの「ECO MALL」でも再生プラスチックを使用した製品ならびに環境配慮商品を多数掲載しております。こちらは各商品、ECサイトと連携していますので、そのまま購入いただくことが可能です。