■サーキュラーエコノミーとは
ここ最近よく耳にするようになった「サーキュラーエコノミー」。日本語では循環型経済となります。大量生産・大量消費・大量廃棄のようなリニアエコノミー（直線型経済）だった今までの経済を見直し、使用済み製品を廃棄せずに資源としてリサイクル・再利用して再度経済を循環させるというシステムです。

■3Rとサーキュラーエコノミー
3R（リユース・リデュース・リサイクル）は今までもありましたが、こちらは少なからず廃棄物を出してしまうことが前提として考えられています。それと比べサーキュラーエコノミーはそもそも廃棄物や汚染物質を出さないために、製造の段階から再利用しやすい設計にしたり、製品寿命をのばすためにメンテナンスや修理をしたり、また利用効率の向上なども重視されています。

■なぜ今サーキュラーエコノミーが必要なのか
アース・オーバーシュート・デー（その年に地球が再生できる生物資源を、人類がすべて使い果たしてしまった日）を見ても分かるように、年々人類が消費する資源は増加しアース・オーバーシュート・デーも年々早くなっています。加えて、国連の推計によると2050年には世界人口が97億人になるなど人口増加による資源消費も考えられます。地球の資源を使いつくしてしまう前に、サーキュラーエコノミーへの転換が必要です。

■サーキュラーエコノミーとSDGs
サーキュラーエコノミーは、SDGsの目標のいくつかに合致します。例えば目標12「つくる責任　つかう責任」では「天然資源の管理や効率的な利用」、「廃棄物の発生を大幅に減らす」などのターゲットがあります。また目標13「気候変動に具体的な対策を」や目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」とも密接な関係にあります。まずは「エコモール」で身近な商品を環境配慮商品に変えて、サーキュラーエコノミーへの転換を目指してみませんか？

（by L）