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海洋プラスチック問題について

2022/09/20(火)
以前、知り合った人に誘われて近くの河口でのごみ拾いに参加していました。月に一度開催されるごみ拾いボランティアでは、様々なモノが漂着していて驚きました。ペットボトルや空き缶、発泡スチロールはもちろん、タイヤやバケツ、大量の注射器やナンバープレートなど犯罪まがいのごみまで。。。特に台風や大雨の後は酷い有様でした。今回は中でも大量に見つかったペットボトルなどのプラスチックごみに関する海洋プラスチック問題について考えてみようと思います。


■海洋プラスチックごみの現状

世界では毎年1,000万トン以上のプラスチックごみが海に流れ着いていると言われています。大量のプラスチックが胃袋に詰まって餓死したクジラ、鼻にストローが刺さった亀などの映像や画像を見た方も多いでしょう。海に流れ着いたプラスチックは、海洋生物が餌と間違えて取り込んだり、釣り糸や網に引っかかって亡くなってしまうなどの悪影響を及ぼします。人間が美味しい海産物をこれからもずっと安全に食べ続けるためには、早急な改革が必要です。


■改革

日本では2020年7月からプラスチック製レジ袋の無料提供が廃されました。世界では127か国で同じくレジ袋を規制しています。元々日本で排出されていたプラスチックごみのうちレジ袋の占める割合は2~3%と、効果を期待するには少ない数値でしたが、意識を変えるきっかけとしては期待できるでしょう。これを機にマイバッグを購入した方も多いはずです。通勤時にマイボトルで水分補給をしている方もよく見かけるようになりました。


■解決策

商品を選ぶ際にはまず、それが本当に必要なのか考えてみてください。不要なものは買わないという強い意志もプラスチックごみ削減には重要です。そのうえで詰替えなどの商品に変えられないか、環境に配慮した商品なのか、過剰包装されていないか、などの点を意識することも大切です。「グリーンステーション・プラス」には生産から廃棄まで商品のライフサイクルを考えて基準が作られたエコマークの認定商品、または持続可能な生産消費形態を作っていくことを目的として基準を作られたグリーン購入法に適合した商品のみ掲載されています。また海洋プラスチックの削減はSDGs目標14「海の豊かさを守ろう」に該当する取組です。環境に配慮された商品を購入することから意識改革を始めてみませんか?

(by L)