誰でもできる! SDGs
2022/05/30(月)
近年、SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をあちこちで見たり聞いたりすることが多くなりました。
SDGsとは「持続可能な開発目標」のことで、簡単にいうと、地球上で暮らす私たち人間がみんな良い環境で暮らし続けることができるように活動していきましょうということです。
現在の状況では、残念ながら持続可能ではありません。
温暖化の問題、食料の問題、資源やエネルギーの問題、紛争の問題、経済の問題、格差の問題、差別の問題、働き方の問題など、さまざまな問題があります。
日本で暮らしていると、なかなか実感がわかないかもしれませんが、こういった問題が人々の暮らしに深刻な影響を与えている国もたくさんあります。
世界中の人々が今のような暮らしを続けていると人類は滅びてしまうのです。
このままではいけないということで2015年に生まれたのがSDGs。大きく17個の目標を掲げています。
SDGsは一部の人が取り組んでも目標を達成することができません。先進国も発展途上国もみんなで取り組まなければなりません。
日本でも最近、いろんな団体や企業で取り組んでいこうというムードが高まってきました。
しかし、その多くは大企業であり、中小企業ではなかなか取り組みが進んでいないという現実があります。
「SDGsをやっていくことは必要だと思うけど、具体的に何に取り組めばいいのかわからない」という声をよく聞きます。
そうなんです。温暖化や食料問題、エネルギー問題など、話が壮大すぎて、ほとんどの中小企業では雲をつかむような話です。具体的に取り組めることなどないようにさえ思えます。
SDGsは一部の大企業など大きな組織が頑張ることで私たちの会社では関係がない。
そう感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、誰でも気軽にSDGsに取り組むことができる具体的な方法をお教えしたいと思います。
もちろん中小企業でも簡単に取り組むことができます。
その方法とは、すばり、「グリーン購入」に取り組むこと。
グリーン購入とは、商品を買う際に、環境に配慮されている商品を優先して買うこと。これなら誰でも簡単にできそうですよね。
グリーン購入することは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に該当する取り組みです。
会社でこれまで買っていた事務用品を環境配慮商品に置き換える。つまりグリーン購入に変える。たったこれだけでSDGsに貢献することができるのです。会社で取り組むときは、たとえば「事務用品の年間購入額の50%はグリーン購入にする!」など、予め目標を決めて取り組むことで、SDGsを推進することができます。
目標を立てる際には、無理なくできるところからスタートし、目標が達成できたら翌年は少しレベルを上げていくということをしていけばよいと思います。
グリーン購入をする際、簡単に環境配慮商品かどうかを区別する方法は、環境マークです。
環境マークにはいろいろな種類がありますが、まずは、「エコマーク商品」や「グリーン購入法適合商品」などの表示を目安にして商品を選びましょう。
エコマーク商品やグリーン購入法適合商品ばかりをまとめて紹介している便利なWEBサイトが「グリーンステーション・プラス」。
ここで掲載されている商品を選べば、すべてグリーン購入になります。
そしてそれはSDGsへも繋がっていきます。
モノの生産消費のカタチをこれまでのものから持続可能なカタチに変えていく。いわゆるサーキュラーエコノミーへの転換。
これはSDGsで目指していることそのものです。
みんなでグリーン購入をすることで目標に近づくことができますよ!
みなさまの会社でグリーン購入が進むのを願っています!
商品選びに困ったときは、是非とも「グリーンステーション・プラス」をのぞきにきてください。
(by SAKA)